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2013年2月19日火曜日

さよならドビュッシー


さよならドビュッシー観了。
この映画、観る前に一つだけ言っておきます。
絶対に原作小説を先に読んではいけない。

原作を先に読むのか、後に読むのかという問題は映画を観る上で究極の問題であり、
未だ解決されていない問題であります。
その観る映画のジャンルによって原作を先に読んでもいいし、そもそも読んでた小説が映画化しちゃたよ..という場合もあると思いますが、

この映画は映画を先に観るべき。

それはさよならドビュッシーがミステリーであるからというだけではない。
はっきり言って、映画では小説の良さを見事に消されているから。

今回の原作を先に読んではいけない理由はポジティブな理由ではない。
ただでさえ何とも言えない映画なのに原作を先に読むと粗がより目立ってしまうのです...

その粗は原作を先に読むと自ずと見えてしまうので、逐一挙げていくことはしませんが、
主な箇所を挙げるとすると
①主人公の障害の描写が薄くなっている。
②トリックが大幅に変わっている。
③解決と告白のシーンが早い。
が挙げられるでしょう。(ネタバレの可能性有)

①主人公の障害の描写が薄くなっている。
瀕死のヤケドを負った主人公が這い上がっていくど根性ものの要素もこの小説の醍醐味です。
しかし唯一治らないと言われた喉や気管のため、声が酷いという設定と主人公を貶す同級生3人組という設定が描かれていません。それでも声の設定は映画でも冒頭はあります。でも途中でうやむやになってしまっています。
この声の酷さは顔も綺麗に治ることから主人公の劣等感を最後まで表す一番の表現であるし、
3人の同級生は主人公の障害と才能に対する差別と妬みをうまく表してしました。
この2つの設定の欠如により、主人公の境遇の悲惨さがそれほど感じられませんでした。


②トリックが大幅に変わっている。
家政婦のみち子さんが犯人であることは変わりませんでしたが、その裏でみち子さんをそそのかしたのが会社の顧問の加納としてしまっています。
これではみち子さんが祖父の玄太郎のために犯行をしたということでは終わらず、加納の金銭目的が加わってしまい、結局カネが目的の軽薄な結果になってしまいました。


③解決と告白のシーンが早い。
先ほど②で述べたみち子さんの逮捕、そして犯行の解説もそうですが、岬と主人公の対話、そして告白に至る解決のシーンは小説では最後に描かれています。
映画では主人公の演奏シーンを最後に持っていきたいのか、みち子さんのシーンはかなり前の段階で描かれ、解決のシーンも演奏前に行われます。
確かに映画としては演奏シーンで終える方がクライマックスは高まるでしょう。けれどもミステリーとしては最後に解決があった方がいいのではと感じます。

原作小説自体、ミステリー要素が薄く、トリックも凝ったものではありません。小説版の解説でも書かれていましたが、岬先生と共に主人公が障害を乗り越えてコンクールで優勝するというエースをねらえ!的ど根性ものテイストとミステリーのテイストが一緒に味わうことができることがこの小説のポイントなのです。
そのど根性とミステリーの融合を映画では行えていませんでした。
ど根性ものとしても中途半端だし、ミステリーとしても中途半端な
何とも言えない消化不良な映画になっていました。

ここまで文句ばかり行って来ましたが、当然よかったところもたくさんありました。

まず、橋本愛さん。
実はこの映画、橋本愛さんが主演だから観に行ったのですが、この障害を持ったピアニストを志す少女という役どころを見事に演じていたと思います。
でもやっぱり桐島の時の印象が強いなぁ..

この映画の一番の衝撃はやはり岬洋介役の清塚信也さん。
清塚さんはのだめの千秋の弾き換えをしていたことから知っていましたが、
これほどに演技がうまいとは。
独特のおどけた感じと冷たさを持っていて、この岬洋介に本当にピッタリでした。
この清塚さんの演技、そして演奏は見る価値があるかと。

ということで評価的には66点。


ところで中村七里さんの岬洋介シリーズは
さよならドビュッシー、おやすみラフマニノフ、いつまでもショパンが発刊されています。
わたしはおやすみラフマニノフまで読みましたが、このおやすみラフマニノフの方が自分としては好きかな。
シリーズを映画化するのであれば、岬洋介役は是非清塚信也さんにやって欲しい。


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幸せのちから


幸せのちから観了。
高校生の時に地元の劇場で見た幸せのちからをBSプレミアムで再度観ることに。
高校生のころは当時ウィル・スミスがやたら人気で、その流れで観たのでまあまあの映画というような感想であり、特段の評価でも無かった。

でも改めて観てみると結構凄い話。
いかにも売れることの無さそうな”骨密度スキャナー”を子持ちの男が持ってきても胡散臭くて、売れなそうだけど、結局6台売れるし、(それほど口が達者なのか...)
ガードナーが研修に入る会社も6ヶ月無給で、しかも成績がトップの一人しか採用されないって、ほとんど詐欺まがいか、金もってる人しかできないんじゃないかなと。(野球の育成選手よりひどいかも...)
とガードナーは向上心が凄いのか、ものすごくバカなのか..
努力がとてつもないのは分かるけど、運の要素もとてつもなく大きんだなと感じた。

ガードナーの妻リンダ役の女優、なんか観たことあるな~と思い、検索してみると、
ER緊急救命室のカーター先生の奥さんじゃん!!!!!!!

タンディ・ニュートンさん。ミッションインポッシブル2とか、ブッシュとか色々出てるのね。
もうカーター先生の奥さんのキムのイメージしかないんだよな~













にしてもいつもERを観ていたので思い入れ深い分、ERに出ていた俳優が他の映画で出てくるのは嬉しい半面、ERのイメージが強くてそのERキャラをどんな役に投影しちゃうから困るな...

と言うことで評価的には70点。


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この原作も読んでみたい。映画がどれだけ誇張されているのかは気になるトコロ。


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2013年2月18日月曜日

タマフル 2013/02/16 続

2月16日のタマフル Baseballbear小出さんによる「アイドルソング」特集の続きです!!

⑤Berryz工房   『Loving you Too much』





⑥乃木坂46   『制服のマネキン』




なんと、制服のマネキン!!!!  
ダンスは良くも悪くも奇抜だけど...この曲はやっぱりもっと話題になっても良かった。

この曲はあしゅりんも選抜されてるし。


⑦Especia    『ナイトライダー』




今回の企画一番の衝撃!!かも? ルックスも強烈だけど、曲もファンキーでいいね。


⑧アップアップガールズ(仮)   『チョッパー☆チョッパー』



アップアップガールズ(仮)は竹中先生経由で知ったばかりだった。
でもこのアゲアゲな感じは好きです。

今回の小出さんの紹介は8曲でしたが、まだ紹介したかった曲も多くあったそう。

というわけで...

⑨吉木りさ   『世界は教室だけじゃない』




⑩ももいろクローバーZ   『空のカーテン』





⑪SKE48   『片想いFinally』




やったぁ!! 出ました  SKE48!!!!!!!!!!!!!

やっぱり小出さんはわかっていた..
2012年のSKEでの一番はパレオでもアイシテラブルでもオキドキでも無い。

『片想いFinally』でしょ!!!!!!!!

紅白もこの曲で行くべきだった。
是非企画の中で紹介して欲しかったな~~


⑫おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!   『こいしょ!!!』





とここまでが小出さんの紹介楽曲。
これだ!と納得の選曲から、自分とって未知で驚きの選曲まで様々。
自分もまだまだ視野が狭いなと反省です...

今度、自分のアイドルソングベスト10とか作ってみたいな。

裏切りのサーカス


裏切りのサーカスを観了。


はっきり言って、この映画、一度観ただけじゃ訳分からん!!

サーカス、つまり英国諜報機関を扱った映画なのだけど、
誰が誰の部下で、上司なのか? どれが現在で、どれが回想なのか?そして何が起こってるのか?
これを一度観て把握できる人はよほどの切れ者か、スパイ・推理モノに慣れている人じゃないと無理なのでは...と思うほど。

同じ英国諜報機関が題材の007シリーズがゴリゴリの剛であれば、この裏切りのサーカスはシブい柔といったところか。
でも、この派手なアクションが無く、二重スパイや暗殺、謀略、拷問などある意味地味で陰鬱なのが本当の諜報やスパイの世界なのかもしれない。
私はジェームズ・ボンドの派手でゴリゴリに慣れすぎてしまっているのかも。

しかしながら、全体的には好きな映画だった。登場人物が皆、何か胡散臭く、スマイリーこと主演のゲイリー・オールドマンの哀愁はより映画の陰鬱さを助長している。そして最後にスマイリーが昇進し、カムバックするというハッピーエンドであったのも良かった。

今回は映画を観た後、あまりのわからなさにいろいろなブログを巡った。

【裏切りのサーカス/Tinker Tailor Soldier Spy scrapbook】



評価的には73点。 
ただ、もう一度観ないことには評価し難いなぁ...

原作の小説はジョン ル・カレの『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』。
スマイリーを主役としたスマイリー3部作の1部のようだ。
3部作を映画にするのだろうか…ともかくこの小説も読んでみよう。

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タマフル 2013/02/16

2月16日のタマフルはBaseballbearの小出さんによる「アイドルソング」特集!!!!!!!!

先週の竹中先生といい、最近のタマフルはなんとそそられるものばかりなんだろう...

ということで、小出さんがコーナー内で紹介した曲がこちら。


①Tomato n' Pine     『POP SONG 2 U』





②Fairies    『One Love』




ここで宇多丸さんが関連して
SweetS     『Never ending story』 を紹介。




③ひめキュンフルーツ缶    『iの奇蹟』




④℃‐ute   『悲しきヘブン』




℃‐uteきたーーーーーーーーーーーー!!!!

℃-ute入ればいいな~と思ったけど、『悲しきヘブン』が入るとは。
素直に嬉しい。


ここでまた宇多丸さんが補足として
Public Enemy  『Party For Your Right To Fight』



ニューヨークエンディング!

RHYMESTER  『Walk On-Hey, DJ JIN Pt.2』



あなどれない。

と前半はここまで。

2013年2月14日木曜日

サルトルとボーヴォワール


サルトルとボーヴォワール 哲学と愛を観了。
サルトルとボーヴォワールについては哲学の講義と解説書で齧った程度の認識しか持っていないが、この映画は非常に楽しめた。
この表題から言って、内容も哲学的で難解なのかと思っていたけれども、これは純粋にラブストーリーとしても十分な出来だ。
サルトルとボーヴォワールのエピソードにはあの有名な自由恋愛、同性愛、性差による社会待遇の違いや第二次世界大戦という社会的背景…など単なるラブストーリーとして描かれても面白いだろうものが豊富にあるので、題材としては申し分ない。
そういったなかでこの映画は、サルトルが主人公ではなく、ボーヴォワールが主人公であり、女という性の哲学と女性の地位向上という社会的関係でのサルトル、そして妻という精神的関係でのネルソンという二人の男のどちらを選ぶのかという選択、ボーヴォワール自身の立場の決定が最終的テーマとなっている。
と書いている内によく分からなくなってしまった…
でもサルトルやボーヴォワールについてよく知らなくても、この二人の不思議な関係性やボーヴォワールの女としての葛藤は見ていて単純に面白い。評価的には82点。

この映画が好きであれば、ミッドナイト・イン・パリもお薦めかと。
何となくウッディ・アレン的?



同じ実在人物ものとして危険なメソッドにも興味があったが、見逃してしまったので是非DVDが出たら見たい。



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ビッグ・リボウスキ



ビッグ・リボウスキ観了。
はっきり言ってストーリーはよくわからなかった。大筋は富豪の妻の誘拐事件なのだが、その事件の内容や解決自体は想定内のものであり、特段驚きは無い。
けれども出てくる出てくる登場人物が強烈な奴ばかりなのである。
主人公は失業中の中年男で、自分を と呼び、やたら玄関の敷物に固執している。
またボーリングが趣味であり、2人の仲間とチームを結成している。
その仲間はいつもオドオドし、空気の読めない とベトナムあがりで自称ユダヤ教徒の で、本当に強烈。
その他にもドイツ人?の犯人3人組や、依頼者の娘などヒドい人たちばかりで十分に変人の主人公がまともにみえるほどである。
とにかくいい意味でヤヴァい、凄い奴らなので一見の価値あり。
評価的には73点。 とりあえずブシェミ最高!!!

この映画の監督はジョエル・コーエンとイーサン・コーエンのコーエン兄弟であり、2007年のノーカントリーはこの映画とは趣は異なるがとても面白い。



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