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2013年2月14日木曜日

サルトルとボーヴォワール


サルトルとボーヴォワール 哲学と愛を観了。
サルトルとボーヴォワールについては哲学の講義と解説書で齧った程度の認識しか持っていないが、この映画は非常に楽しめた。
この表題から言って、内容も哲学的で難解なのかと思っていたけれども、これは純粋にラブストーリーとしても十分な出来だ。
サルトルとボーヴォワールのエピソードにはあの有名な自由恋愛、同性愛、性差による社会待遇の違いや第二次世界大戦という社会的背景…など単なるラブストーリーとして描かれても面白いだろうものが豊富にあるので、題材としては申し分ない。
そういったなかでこの映画は、サルトルが主人公ではなく、ボーヴォワールが主人公であり、女という性の哲学と女性の地位向上という社会的関係でのサルトル、そして妻という精神的関係でのネルソンという二人の男のどちらを選ぶのかという選択、ボーヴォワール自身の立場の決定が最終的テーマとなっている。
と書いている内によく分からなくなってしまった…
でもサルトルやボーヴォワールについてよく知らなくても、この二人の不思議な関係性やボーヴォワールの女としての葛藤は見ていて単純に面白い。評価的には82点。

この映画が好きであれば、ミッドナイト・イン・パリもお薦めかと。
何となくウッディ・アレン的?



同じ実在人物ものとして危険なメソッドにも興味があったが、見逃してしまったので是非DVDが出たら見たい。



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